遠隔臨場で巻き尺をうまく撮るには?


遠隔臨場では巻き尺を撮る機会があります。
- 施工精度の確認
コンクリート打設時の型枠寸法、アンカー設置位置の距離、窓等開口部の幅や高さ - 出来形管理
規格値との照合のために巻き尺を写した写真が必要です。出来形帳票に添付する場合もあります。 - 工事写真としての記録
国土交通省や発注者への報告用として「巻き尺+構造物」の写真を要求されることがあります。 - トラブル時の寸法確認
設計図と現場寸法が異なる場合の確認・証拠として必要となることがあります。
しかしながらピンボケになってしまうことが多々あります。そこで、巻き尺やメーター等の小さな被写体を遠隔臨場でうまく撮る方法を考えてみます。
遠隔臨場の取組事例からピンボケ対策を考える
関東地方整備局が、遠隔臨場の取組事例を5つの課題類型に分類して公開しています(令和6年12月 建設現場における遠隔臨場 取組事例集)。
- 通信環境の改善(13事例)
- 効率的な計測(17事例)
- 安全管理(9事例)
- 視認性の向上(6事例)
- その他(5事例)
この中から巻き尺をうまく撮れなかった事例を分析してみます。
段階確認(自家発電設備の試運転時)
ピントが合わず、小さな文字の撮影が困難であった。
固定焦点カメラをジンバルに付けて撮影しているようです。ピンボケの原因は手振れではありません。オートフォーカスカメラであればピンボケせずに撮影できたはずです。
なお、オートフォーカスカメラでピントが合ったとしても、手振れで文字が揺れて読めないことがあります。オートフォーカスカメラと、ジンバルや三脚の組み合わせは有用です。
材料確認(電線共同溝特殊部曲げ強度試験)
遠隔臨場を実施し、ルーペを使用することにより、画像確認時の距離の調整時間が軽減でき、遠隔臨場を円滑に行うことができた。
固定焦点でピントを変えられないので、ルーペを付けることでピントを変えています。最適なルーペを探して取り付けるのは大変です。オートフォーカスカメラを使えば楽に撮影できます。
効率的な計測(電子レベル活用による明瞭化)
電子レベルの数値の表示が小さいため、拡大した際にぼやけてしまったりしてしまったので、より画質の向上ができれば更にスムーズに立会確認の実施ができるのではないかと考える。
固定焦点カメラで接写は不可能で、前述の例のようにルーペ等で光学的処理をするしかありません。
効率的な計測(撮影機器併用によるスムーズな確認)
近接撮影時にピントが合わせづらい場合があった
スマホは一般にオートフォーカス搭載です。ただ、ピントを合わせる際に、ピントを合わせたい個所をクリックしなくてはならなかったり、シャッターを半押ししなくてはならない機種があります。事前に練習しておくことをお勧めします。
- 巻き尺の読み取りにはオートフォーカス搭載のウェアラブルカメラがお勧めです。
- そのようなウェアラブルカメラがない場合は、スマホで撮影するのは有用です。
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PDAF(位相差検出オートフォーカス)技術により、0.1秒でピントが合います。4cmまでの接写も可能です。
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ボケない、高速フォーカスウェアラブルカメラです。メーター、銘板、巻き尺を撮ることが多い建設現場、電力・ガス・鉄道等の保守現場に最適です。
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