導入事例:新生テクノス株式会社

鉄道電気工事現場で撮影した映像を安全管理・業務効率化に活用している事例を紹介します。
現状の課題

新生テクノス(JR東海グループ)は、安全最優先を第一に、丁寧な作業の定着に向けて取り組んでいます。
その一つとして、ウェアラブルカメラを用いた現場作業の実態把握を通じて、作業手順や工法、安全対策の定着状況の確認を行ってきました。鉄道の工事現場では、線路上での専用工事車両を用いた作業や電気設備機器等の取り扱いなど、注意を必要とする場面が多くあります。
これら作業手順の誤りや確認の漏れが思わぬ事故につながることもあるため、細やかな安全管理がとても重要です。
ウェアラブルカメラは細やかな安全管理をする上でとても有効ですが、実際の運用では次のような課題がありました。
- バッテリの持ちが悪く、全工程を撮影できない
- 毎日の録画ファイル移動業務による、業務時間の増加
これらを解決するために、「長時間ボディカメラ MCS-LX800」の導入を進めていただきました。
長時間ボディカメラの導入によりどう変わったか

MCS-LX800は最大16時間の連続録画が可能です。これにより、作業の全工程を撮影できるようになり、検証の抜け・漏れを減少させ、安全管理水準をより向上させることができました。

また、新生テクノスでは同時に8ポートドックを導入されました。8ポートドック導入により、カメラをドックに挿すだけで自動ファイル収集される仕組みを構築できました。これにより、作業後のファイル移動業務を削減することができ、作業員の残業時間減少に貢献しています。
さらに、MCS-LX800は赤外線カメラによる暗所撮影機能と手振れ補正機能を備えており、昼夜を問わず全工程を通じて安定した映像を記録できます。これにより、検証時の不安全行動や作業ミス、ヒヤリハットの見落としを抑えることができました。MCS-LX800は、検証の精度を高め、現場の安全性向上に貢献しています。
以下の写真は、実際にMCS-LX800が現場で使われている様子です。


