導入事例:佐賀県農業大学校

佐賀県農業大学校

佐賀県農業大学校

トラクタの運転実習に活用いただいている事例を紹介します。

現状の課題

従来のトラクタ実習
トラクタ後方に取り付けた試験官ボックス

トラクタの操作技術を習得させるには、トラクタ後方に取り付けた試験官ボックス(画像参照)に座って指導しています。

この試験官ボックスは、トラクタに直付けで振動が激しく、また、ボックス周囲を透明ビニルで覆っているだけのため、夏は暑く、冬は寒く、非常に劣悪な環境です。そのため、試験官ボックスに2日間終日座り続けて指導している職員は体力の消耗が著しいことが課題です。

ラズビジョン導入によりどう変わったか

360度カメラとリアルタイム通信システムを用いた運転指導

試験官ボックスにラズビジョンのカメラを、トラクタの運転席にマイク・スピーカを設置することで、指導者である職員が離れた場所(屋内)にいて、タブレット画面で受講生の様子を確認できるようになりました。これにより、指導者である職員の身体的負担が大幅に軽減されました。また、受講生は待機時間に他の受講生の運転と指導を受けている様子を大画面で見ることができるようになり、トラクタ操作に対する理解度が増しました。

トラクタ運転指導の様子
トラクタ運転指導の様子
運転席にある360度カメラの動画

指導者はタブレットを介して受講生と会話、さらに運転席内360度を見渡すことができます。交差点で左右確認する際、指導者もあたかも試験官ボックスに座っているときのように左右を見ることができます。